CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
CATEGORIES
                
ARCHIVES
本の感想を書き込もう web本棚サービスブクログ
2010年北海道東日本鉄道の旅〜5日目 快速ムーンライトえちごに乗る
長々とおつき合いいただいた、
この“2010年北海道東日本鉄道の旅”も今日で終わりとなります。
最後は、新潟からとうとう東京へむかう列車の話し。
青森から各駅停車の旅の果てに、たどり着いた新潟。

ムーンライト新潟駅

ここから新宿へ夜行の
『快速ムーンライトえちご』という列車が走っている。
これは、JRが高速バスに対抗して
走らせることにした列車だという話しを聞いた気がする。
新潟駅を23時35分に出発して、
翌朝5時10分に新宿に到着する臨時夜行快速列車。
臨時と言うだけあって、通年運転はしていない。
ちょうどこの旅の時期運転していたので乗ることができた。
そしてこの列車は、今回私がお世話になった“北海道&東日本パス”、
そして“青春18きっぷ”が乗車券として使用することが出来る。
なので、この手の鉄道の旅の人達とは切っても切れない列車らしい。
プラス500円の指定料金を支払うのみ。
なにわ茶屋』を出て駅に着いたのは23時前。
まだ入線もしていないので、ベンチに座り
通勤の人達が行き交う在来線を眺めて待つ。
そして入線してきた『快速ムーンライトえちご』。

ムーンライト前から

ちょうどいい感じで月も出ているので、一緒にパチリ。
この夜の月は、月齢10歳ぐらいだろうか。

ムーンライト前の月

このシチュエーションにすでに満足。
月はやっぱりいい。
頭の中にはTom Waitsの「Grapefruit Moon」が流れてくる。
その『快速ムーンライトえちご』は、ちょっと地味な車体ながらも

ムーンライトロゴ

こんな感じでベタだけどらしいロゴが先頭に。
夜行はまなすにはちょっと及ばずと言ったぐらいだろうか。
この『快速ムーンライトえちご』には、
寝台特急『あけぼの』と同じく女性専用車両というのがある。

ムーンライト女性専用車

東京行きの先頭車両がそうで、

ムーンライト女性車両

こちらがそのレディースカーの車内。
車両入り口の表示も、他の車両とは色が違うぐらいで、

ムーンライト表示

シートも同じだと思われる。
あけぼのはこの旅初日だったため、まだ体力バリバリだったけど
ここは本当に最後の最後。
もう他の車両を見学に行く気力もなく。。。
先頭車両のしかも先頭の席が私の席。
荷物を置いて、ダラっとする。
しばらくすると列車が動き出した。
なんか、ものすごく寂しい気持ちになる。
たかが6日間の国内の旅かもしれないけど、
初めての体験や、いろんな人との出会い、
楽しかったこと、1人思いにふけたことなど全てが
この列車が新宿へ着いたら終わってしまうのかと思うと・・・。
しかし発車してあっという間に、
そんな思いは遠くの方に行き、苦痛がやってくる。
この列車、新幹線などぐらいしかリクライニングしない。
昨年乗った夜行はまなすの自由席と
シートのタイプも角度もほぼ一緒。
これでは全く寝る状態にはなれない。
この日のレディースシートはガラガラのため、
後ろに人がいないので、思いっきりシートを倒した。
しかしうとうとするぐらいは出来るけど、寝ますよって感じにはならない。
横にも人がいないので、2シートに渡り横になってみたけど
箱に入らないでかさの為、箱入り娘になれなかった私の体は
ダンゴムシのような状態。
このどこにも体の置きようのない状態のまま、やっと新宿に到着。
すでに明るい新宿。
闇から這い上がってきた気分で、この明るさがイタイ。
コンタクトを入れる気力もなく、中央線のホームへむかい
新宿では写真を撮ることもなく、
そのままなだれるように家へたどり着いた。
しかし家へ着く前に、しっかり西友に寄るところはすでに現実。
こんな終わり方でいいのだろうか・・・。
しかし人間の三大欲求の1つ、
しかも1番である睡眠欲には勝てないのだから。

今日の川柳〜
旅最後 寝るに寝られず もうろうと
| 旅行 | 22:43 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜弘前から新潟へ
長々と続いた『2010年北海道東日本鉄道の旅』もやっと新潟へ着く時が。
「いつまで書いてんだよ!」とか
「いつの話しや!」という声が聞こえそうだけど・・・。
あとちょっとなので、ご勘弁を。。。
と言いつつ、私もすでに1ヶ月半も前のことになっているし、
最終日は各駅停車のため、記憶がやや曖昧だったりもしつつ。

弘前観光を慌ただしく終えて、
弘前を11時17分発の奥羽本線で秋田へむかう。

先頭車両から

ひたすら真っすぐすぎて先が見えない程。
リアル線路は続くよ、どこまでも。
外は猛暑だけど、こうやって冷房のきいた車内から見る景色は
清々しくて気持ちがいい。
昨年は東北本線で本州を北上した。
今年は日本海側を通って東京を目指す。
同じ東北とは言え、景色が違う。
路線が違うので、もちろんそうなのだけど。
東北本線は、意外と町中を通ることが多く、
宇都宮あたりの風景と、それ以降がそう大差がなかった。
でも奥羽本線以降、羽越本線なども日本海側を走っているので
海が見えたり、利用する人の数も東北本線より少ないので
のんびりしていて、電車ならではの、のんびりした旅を楽しめて良い。
途中通る駅の名前が興味魅かれる駅名が続く。

秋田の追分駅

私が入っている一口馬主クラブでもおなじみの北海道の追分。
これが秋田にもあるとはちっとも知らなかった。

井川さくら

井川遥?じゃなくて“井川さくら”なる駅。
これ地名?それともなにゆえ?
この“井川さくら”の前の駅は“八郎潟”だし、
次の次の駅は“大久保”だし。
名字の由来が地名だったりするけど、“井川さくら”はどうなんだろうか。

8/30路線図

ちなみに、この日通った青森から秋田までの路線はこんな感じ。
のんびりとした風景がひろがるのどかな旅は

秋田駅

13時53分に秋田駅に到着〜。

奥羽本線

4両編成の奥羽本線だったけど、4両目のエアコンが壊れてしまったらしく
実質3両編成での運転だった。
それにしても、人生初。
電車のエアコンが、走っている時に壊れてしまったことに出くわした。
秋田駅で乗り継ぎの時間があるので、昼ご飯を食べる予定。
評判高い駅弁の“鶏めし”を買ってベンチで食べるか、
もしくはやっぱり秋田なので“稲庭うどん”を食べるか。
悩んだ結果、iPhoneのバッテリーも充電したいので
“稲庭うどん”のお店で食べることに。
駅にある観光案内所で聞いたところ、駅ビルらしき中にある
『どん扇屋』というお店で食べることに決定。
日替わりランチには稲庭うどんがつかない。
悩んだ結果、昼ご飯に1,200円というのはちょっと贅沢だけど
“稲庭つけ麺”なる物を注文。

稲庭うどんセット

温かい汁に冷たい稲庭うどんをつけて食べる。

稲庭うどん

たしか稲庭うどんって、油が入っていると聞いたような。
だから他の讃岐や武蔵野うどんなんかとは、ちょっと喉ごしも違う。
外が暑いだけに、
やっぱりこの冷たいうどんをツルツルっと食べるのはいい!

稲庭うどんセットの汁

この汁は鶏肉がメイン。
やっぱり秋田だから鶏なのね〜と思いつつ。
冷たい汁をつけるので醤油がしっかり使われたちょっと辛め。
鰹の味がほんのりとする。
そしてなぜか夏なのにセリの味が。
お店の人に聞いてみたところ、
秋田の湯沢市というところはセリの産地で有名らしい。
このセリが入っているところがナイス。
だからこそ、このつけ汁がおいしくってとっても満足。
他にもネギ、ごぼう、しらたき、舞茸が入っていて具だくさん。
醤油もお店オリジナルの物らしい。
うどんもコシがあって、水切りもしっかりされていておいしかった。
iPhone充電させてほしいとお願いした時も、セリのこと聞いた時も
とっても感じのいい接客のおばちゃんが、更に好印象。
こんなちょっとした感じいい人との出会いもあって、
この日本海側のルートを選んでよかったな、としみじみ思った。
と、のんきなこと言ってる場合じゃなく
14時46分発の酒田行きの電車へ乗るために、急いでホームへむかう。

酒田行き掲示板

しかし・・・乗るはずの電車が故障のため代わりの電車が来るから
乗車ホームが変更との構内放送が流れる。
さっき、エアコン壊れていたあの電車か・・・と思いつつ。
暑いのに、階段を上って降りて隣のホームへ。
しかもそのホームで15分ぐらい代わりの電車が来るのを待った。

代わりの電車

やっと電車が来た。
しかし酒田で新発田行きへ乗り換えるのだけど、
これで大丈夫なのだろうか。
と思い、駅員の人に聞いてみたところ全く問題ない雰囲気。
本当かよ・・・と内心思いながら、ちょっとドキドキしながら。

秋田からの日本海

そんな状況でも、進行方向右側に見える日本海がとっても気持ちいい。
今回の旅中、電車に乗っている中で1番気持ちいい。
もしまた次回、
北海道へ電車で行く時には断然日本海側!としみじみ思った。
それぐらいご機嫌状態。
そしてなぜか20分近くも出発が遅れたにも関わらず
ほぼ予定通りの時刻に酒田駅に到着。

酒田駅

う〜ん、このからくりが全くの謎。

新津行き

そして今度は新津行きに乗り換える。

羽越本線

この電車に乗ってもまだまた窓の外に広がる景色が気持ちいい。

酒田からの景色

これがもうちょっとで収穫されて新米か〜という田園風景を楽しむ。
そして陽が暮れかけてきての夕焼けが、また山側も海側もいい感じ。
でも陽が暮れてしまえば、真っ暗なのでひたすら読書タイム。

新発田駅

そして20時17分新発田駅に到着。

新発田駅の掲示板

今度はとうとう新潟行きへ乗り換えて。

新潟駅

やっと到着しました〜。新潟へ。
その時刻21時2分。
この後、23時35分発のムーンライトえちごへ乗って
とうとう東京を目指す。
夜行はまなすで青森駅に到着したのが朝の5時39分。
1日をフルに活動したからか、自分のことなのに
同じ日とはなんだか思えない不思議な感じ。
青森は前日のことのように思える。
そういえば、日本海側って競馬で新潟へ来た以外は訪れたことがない。
同じ東北でもこんなに違うのかというのと、
他にも感じることが違って、本当に楽しい1日だった。
大満足の1日。

今日の川柳〜
東京へ 向かう選択 日本海
| 旅行 | 13:45 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜5日目 弘前ちょっと観光
弘前城をさくっと見た後は、弘前市役所の中をちょっと拝見。
「なぜに市役所?」と思うところでしょうが・・・。
実は、この弘前市役所は
ル・コルビュジェの弟子の前川國男が建築した建物。
本当は『こぎん研究所』へ行き、建物とこぎん刺しの作業などを見たかった。
でも『こぎん研究所』へ行くには、時間がなく
しかも職人さんが海外へ行っていて、
作業風景はビデオ上映だけだと。
だったら前川建築の市役所だけでも見て行こう、ということで訪れた。
市役所だけでなく市立博物館などもそうで、
弘前城から追手門までむかう途中右手に、博物館が見えたけど
市役所よりもいい感じの建物だった。
市役所の外観は結構普通。

弘前市役所

とは言いつつも、中野区役所とはやっぱり違う。
中へ入り、雑誌などで見たことある場所がここ。

弘前市役所内2

でもその右手の

弘前市役所内1

こちらの方が私にはグっとくる加減あり。
抜け感がなんとも言えず。
本当だったら、この椅子に座って
しばらくこの空間の一部となっていたいところ。
しかし、途中下車の旅のため時間がない。
1階の総合案内所で、
弘前でのおすすめお土産でも聞いて、駅へ向かおうと思う。
で、受け付けの女性に声をかけたところ
この人が、とても親切な人でいろいろおしえてくれた。
ということで、まずは道路はさんで向かいにある観光館へ。

弘前観光館

隣にも同じぐらいの建物がある広い敷地。
でも暑いからなのだろうか。
あまり人気を感じられない。
中へ入ってみると、

弘前観光館の中

夏休みの時期だというのに閑散としていた。

弘前観光館のねぶた

ねぷた関連の物が展示してあったり。
通常だったら、
私にとってはお土産コーナーを見てすぐ出るところなのだけど、

弘前観光館の360

発見!愛すべき車スバル360が入り口すぐに展示されていた。
「でもなんで?」と思って説明を見ると、
群馬県の太田市と弘前市の親善交流の記念として、
平成18年に太田市から寄贈されたらしい。
それにしてもなぜ親善交流の記念がスバル360なのかまではわからない。
私にとってスバル360は特別な車。
このブログ昨年の4月23日でも書いたのだけど、
私が子供の頃に乗っていた車で、父が自分で買った初めての車。
この車に乗っていろいろな所へ連れて行ってもらった。
そんなたくさんの思い出がつまったスバル360を
まさか弘前で見ることができるとは思わず、1人感動。

弘前観光館の360アップ

こうやって改めてみると、やっぱりもう1度乗ってみたい。
今度は自分で運転して。
しかしここで、いつまでもグっときている場合じゃない。
時間がないので、バスに乗って駅へむかうことに。
それにしても、グっとくる出会いがあった弘前は、
少しだけの滞在だったけど想像以上に、なんだかいい町だった。
なんと言っても、弘前の人はりんごが好きなんだなとしみじみ思った。
このブログ9月3日に載せた
青森駅のホームにあったりんごなんてもんじゃない。
ちょっとの町滞在にも関わらず、至る所に
なにはなくともりんご!というのがあちこちに見られたから。

弘前市役所前のポスト

これは市役所の前にあったポスト。
同じ赤とはいえ、りんごをポストの上に乗せるとはこれまた強引。

弘前市役所前のポストアップ

りんごの台は塗料がはがれていても、りんごはピカピカだし。

弘前市役所のりんご

更に市役所の入り口のドアにもリンゴマークが。

弘前観光館前のりんご

観光館の前にあったレンタサイクルらしき自転車にも
もちろんりんごがついている。
観光館で売っていたりんごジュースも4種類ぐらいあったし、
りんごを使ったお菓子から入浴剤まで
りんごにちなんだ商品がたくさん売っていた。
時間がなく行けなかったけどりんご公園という場所もあるらしい。
町をあげてりんご=弘前をアピールしていた。
でも世の中で、りんごを嫌いな人ってあまりいないだろう。
それにあの形を見て「うざい」なんてことはもちろん思わないし、
むしろほのぼのする色と形だと思う。
これだけりんごをアピールしていても「やりすぎじゃないの?」と
思わないところが、りんごの不思議な魅力なのかもしれない。
しかしこの後、
これもぜひ弘前の名物にあげて欲しい!ような食べ物を発見。
お土産を買おうと、駅近くのイトーヨーカドーの食品売り場で

イギリストースト

イギリストーストなるパンを見つけた。
なんだこれ!?
なんでイギリス!?
もちろん即購入。
この後、ローカル線ののどかな旅の途中で食べる為に。

今日の川柳〜
弘前へ 今度は春に 来てみたい
| 旅行 | 11:41 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜5日目 弘前で途中下車
飛び飛びになってしまった『2010年北海道東日本鉄道の旅』も
やっと終わりへ近づいてきた。

すすきのの“かけはし”でビールとご飯をかきこんで札幌駅へ。
帰りの青森行きの夜行はなますに乗る。

帰りのはまなす札幌

昨年は、苫小牧からフェリーに乗って本州へ渡ったので、
青森行きのはまなすは初めて。
とは言っても、特に札幌へむかうのも青森へむかうのも
車両に代わりはない。
でもやっぱり気分が違う。
それに乗り込む時間が、青森行きの方が早い。
札幌22時発。
今回もドリームカーに乗って、女性専用席へ。

帰りのはまなすの車内

ちなみに、この車両の手前8席が女性専用席。
隣の席の、息子夫婦だか娘夫婦だかに見送られる
上品そうな年配の女性とひとまず挨拶。
そうして発車したはまなすは、函館で向きを変えて
けん引車両も替わってディーゼルから電気に。

帰りのはまなすけん引

そして青森へ5時39分に到着。
行きと同様『青森まちなかおんせん』でこざっぱりする。
しかし・・・どこへ行っても暑すぎる。
急に涼しくなった今日この頃からすると、
悪夢としか思えない程の暑さだった。
お風呂でさっぱりしたはずが、駅へ戻るのに歩くだけで汗だく。
この日は、ひたすら各駅停車の旅で新潟を目指す。
やっと『北海道&東日本パス』がフルに大活躍する1日で、
パスを使うならではの1日。
そして日本海側を旅するのは初めてなので、ワクワク状態。
出発前、時刻表をながめて検討した結果、
弘前でちょっと街散策をすることにした。
青森から在来線に乗って弘前へ7時50分に到着。

弘前駅

それにしても、駅についたとたんギラギラ太陽にやられる。
なんとか路線バスに乗って弘前城を目指す。
と言いつつちょっと手前で降りて、予約しておいたお弁当を買う。
弘前城で朝ご飯を食べることにしているので。
この青森らしいお弁当の話しはまた後日。
そして大和家でお弁当を受け取り、10分ぐらい歩いて弘前城の東門に到着。

弘前城東門

いざ入ろうとしたら、なんだかのぼりがたくさん立っている。

弘前城100年

今年は築城400年だということで、定番のキャラクターもちゃんといる。

たか丸君

その名は『たか丸くん』。
弘前城見物の後、お土産を買いに物産館なる所へ寄った。
喉も渇いたしりんごジュースを買おうとしたら
何種類かあったので、売店のお姉ちゃんにおすすめを聞いてみた。
その時、おすすめしてくれた理由に
「たか丸くんもかいてあるしね」と言われた。
弘前市民には、すっかり定着しているキャラクターなんだなと納得。
それにしても歴史が不得意の私には、
なぜ鷹をモチーフにしたキャラクターが築城400年なのかが全くわからず。
そんな疑問をかかえつつ門をくぐる。

弘前城東門入り口

暑いからなのか、誰もみかけない。

東門の橋

この“東内門外橋”を渡り更に奥へ。
この石橋は、城内で唯一石で造られた橋らしい。
なるべく日陰を歩いていくと、城の周りの堀の更に外らしき所へ出た。
ベンチもあるので、ここでひとまず朝ご飯のお弁当を食す。
それにしても、食べてる間に2〜3人自転車で通る人がいるくらい。
これが暑くなかったら、
ものすごく気持ちのいい朝ご飯だったのだろうけど・・・。
そしてやっと弘前城が見えるところまでたどりついた。

弘前城

絵はがきかと思うくらいの、青空の元で見る初めての弘前城。
歴史に弱いし、城マニアでもまったくないため
城としてのポイントや心魅かれる造り具合などが全くわからず。
でも、城という名のつく所へ来たのは
かれこれ12年ぐらい前の松本城以来。
松本城は外から見ただけだったし、
暑いけどせっかくなので中へ入ってみることにした。

堀にかかる赤い橋

この橋を渡って左手に入場料を払うところがある。
それにしても、この橋の下の堀がすごいことになっている。

赤橋の下の堀

どこまでも一面の蓮。
城よりもこちらの方に興味がある。
そして入場料を払い城へむかう途中に、ものすごく立派な松の木がある。

弘前城の黒松

これは“鶴の松”というらしい。
鷹揚園内随一の名木で、老鶴形に仕立てられ
美しく優雅な形をしているところから“鶴の松”と呼ばれているとのこと。
推定樹齢が300年以上だという。
そしてこの松を左手に見て右側へ上がっていくと弘前城の入り口に。

たか丸君顔出しパネル

お約束の顔出しパネルがあった。
警備員のおじさんにシャッターを押してもらって、ひとまず満足。
そして天守閣の中へ。
順路に従って1番上までのぼった。
そこから見る岩木山が素晴らしいというのが、
観光案内所や立ち寄った所の人みなが口をそろえて言う。

岩木山

裾野がなだらかに広がる形が、絵に描いたような山だった。
これは、こんな小窓から見ている場合じゃない。
歴史に弱いので、展示物もあまりよくわからないので
とっとと見学終了。
唯一、城内で興味あったのは
その小さい窓から見える外の景色。
窓から堀や橋を見ると
「ここから敵がくるのを見てたんだな・・・」と思うと、
教科書の中でしか知らない歴史をちょっとだけ実感したような気がした。
そして岩木山のある景色をもっとよく見ようと外に出ると、

弘前城からの蓮の花

またしても堀の蓮がたんまりと見える。
今度はポツポツと花が咲いているのも見える。
そして山を見渡すこの公園は、春になると一面桜、桜、桜状態らしい。
こんな真夏のスライムになりそうな太陽の元ではなく、
岩木山ものんびり見れて、
桜も楽しめる春に来る場所なのだと改めて実感した。
そして歩いて、先程入った東門ではなく追手門から出て弘前城を後にする。

弘前城の追手門

追手門を出ると、市役所や物産館が目の前にあるので
もしかしたらこちらがメインの門なのかもしれない。

弘前城の説明

追手門入り口には、弘前城の説明が書かれていたから。
ざっとだけど、城マニアでない私には十分堪能できた弘前城見学。
この後、城よりも興味のある市役所の中をさくっと見学することに。
実はこちらの方が楽しみだったりして。

今日の川柳〜
どこ行くも 暑くて気力 続かずに
| 旅行 | 15:23 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜4日目 札幌へ
蕎麦屋『麺家 目分料』で蕎麦を食べた後は、
道の駅でのスタンプラリーをこなしつつ札幌を目指す。
それにしても同じ日に、
いくつもの道の駅へ寄ったことなど今までなかった。
この日、4箇所程に立ち寄ったけど
盛り上がっている所、雰囲気そのものが寂しげな所などなど
いろいろ個性があるんだな、と感じた。
そんなスタンプラリーをしつつのドライブの中で、
カーナビの案内がわかりにくく、ちょっと道をそれてしまった時のこと。
駅でもないのに電車らしき物が見える。
ちょっと駐車場に車を停めて立ちよってみると

鉄道記念館

『鉄道記念館』なる場所で、SLと

鉄道博物館のSL

いつの時代に走ってたかわからないローカル線が展示されている。

線路のすずらん

この2つしかないけど、なんだかテンションが上がる。
でも他はどんなもんかと『鉄道記念館』の中へ入ってみようと思う。
しかし・・・人影がないと思ったら、やっぱり閉まっている。
この日は日曜日。
普通、こういう場所って土日は開館しているものだと思うけど、
電車の保存状態を見ても、全くやる気がないご様子。

ライダーハウスすずらん

この“すずらん”という電車は、ライダーハウスとなっているのだけど
8月の終わりに全く人気のないことから、現在使用しているのかも謎。
一昨年の北海道旅行の時、
やっぱりこの日みたいにたまたま富良野で遭遇した『土の館』。
ここも、私達以外は誰もいなかったけど、
展示状態もよく、シーズンオフで人がいないのね、という感じだった。
今回の『鉄道記念館』は寂しい感じだけど、
でも来たからには、勝手に盛り上がってみた。
SLにのぼって写真を撮ったりもしつつ。
そしてこの『鉄道記念館』の横は牧場らしく、牛の声がよく聞こえる。

記念館脇の牛

草と木の間をかきわけて近くまで行ってみると、
普通の針金2〜3本の柵があるだけで、奥には牛がわさわさといる。
近寄ってみたら、こちらの気配を感じたらしく警戒中。
仔牛がいるので、
親分らしき険しい顔の牛がこちらにどんどん近寄ってくる。
こんな簡単な柵では、
突破されて突進されたら一巻の終わりだと思い、とっとと撤退。
この後、札幌へ戻る前に再度牧場へも寄る予定なので、
この辺でこちらは後にして、ドライブ再開。
寂れた場所ながら、結構堪能して思いの他長居をした。
スタンプラリーをこなすべく、ひたすらドライブは続く。
むかわの道の駅では

むかわ顔出し

当然のことながら、ここで写真を1枚。
実は私、この顔出しパネルで写真を撮るのが好き。
もう5年程前に、オーストラリアへ行った時、
タロンガ動物園にもこういうパネルがあった。
こういうのって日本独自の物かと思っていたので、相当意外だった。
でも、あるからには写真を撮らないと気が済まない。
撮っていたら、白人のおばさんから大ウケ。
パネルがあるにはあるけど、外国の人は撮らないのだろうか。
写真も撮って、スタンプも押したので次の道の駅へ。
もう牧場にも近い所にウトナイ湖があって、道の駅もある。

ウトナイ湖

当然寄ってスタンプを押す。

ウトナイ湖のスタンプ

もちろん白鳥も見る。

ウトナイ湖の白鳥

やっぱり観光名所の道の駅だけあって、相当な混雑状態だった。
そしてこの後は牧場へ再び。
この旅で楽しみにしていた牧場見学が、
9月13日のブログにアップしたようにちょっと不完全燃焼だった。
なので、再度ちょっとだけ寄って心の穴埋めをする。

再びのリッチ

今度はちょっと歩いてもらったりもして。
リッチはきっと「また来たの、アンタ」と思っているかもしれない。
ちょっと顔もお疲れ気味だったし。
でももう1度だけ一緒に写真を撮って、ひとまず満足。
この後、隣のノーザンホースパークへみんなで移動して
ノーザテーストというレストランでしばし休憩。

ノーザンテーストのケーキ

いつも昼ご飯の後には、ホットコーヒーを飲むのが常。
でもやっぱり旅行中は、そういう訳にいかないことが多く
なんだか久しぶりのちゃんとしたホットコーヒー。
しかもマンゴーのシブーストまで一緒にいただいて大満足。
そんなお茶時間でいろいろしゃべった後は、
ひたすらレンタカーの返却へむけてドライブ。
なんとかレンタカー屋の閉店までに返却もできた。
みんなは札幌で一泊するけど、私は夜行はまなすに乗る予定。
ちょっと時間が微妙だけど、
ジンギスカンのだるまを目指してすすきのへ移動。

今日の川柳〜
短くも 北海道を 楽しんで
| 旅行 | 16:52 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜3日目夜 バーベキュー
ばんえい競馬を早めに切り上げると、遠くの方で十勝川の花火が見えた。
そんな中、車で中札内村にある『フェーリエンドルフ』へ向かう。
夜ご飯はテラスでバーベキューの予定。
私は『フェーリエンドルフ』に泊まるのは初めて。
友人達はたぶん2度目。
すでに3人はチェックインを済ませている。
しかも昼には川で釣りをしたらしく、
その時釣った魚も今夜の食材とのこと。
コテージへ向かう途中のスーパーで、食材やお酒の買い出しをする。
そしてこのスーパーの隣には、
以前買っておいしかったというソーセージのお店がある。
そこでソーセージにベーコン、豚トロなども買って食料はバッチリ。
フェーリエンドルフは帯広から車で40分ぐらいの所にある。
どこでもそうだけど、この手のコテージ村があるような所は
夜になると灯がなくて、ものすごく暗い。
建物も同じなので、なんとか宿泊のコテージにたどりつく。

エンドロフィンのコテージ

建物が同じだから、このコテージ番号を忘れないように。

エンドルフィンコテージ番号

着いて早速荷物を下ろしたところで、一斉にコンセントの奪い合い。

携帯電話充電

平成やの〜。
タップを持って来た、なぜかこういうことに気が利く友人のおかげで
ひとまず4人分充電が可能となる。
この後、誰がなにをやるという打ち合わせをすることなく、
それぞれがものすごい勢いでバーベキューの準備へとうつる。
このコテージ村には無農薬野菜を育てているところがあったり、
養鶏場もあったりで、それらはセルフサービスで取り放題とのこと。
チェックインした後、
友人達がバーベキュー用の野菜は収穫しておいてくれた。

エンドルフィンの野菜達

ピチピチで張りのある見るからにおいしそうな野菜達。
トマトはカットしてそのまま食べることにして、
後は焼いて食べる。

カットトマト

やっぱり野菜は収穫してすぐに食べるのが1番。
水々しくしっかりとした味のトマトが
肉の合間に食べると更にさっぱりしていておいしかった。
その肉達はというと、

特製豚トロ

ソーセージ屋で買ったこの豚トロ。
全員から大好評で激おいしかった。

特製ベーコン

このベーコンもおいしかったのだけど、
単独で焼いて食べるには、ちょっと塩辛め。
ベーコンエッグなんかにしたらちょうどいい塩加減だと思う。
そして3人で釣った魚が3匹あるので、それらも焼く。

魚とベーコン焼く

ソーセージもプリプリで激うまい。
魚は炭火で焼いたことにより、
ふっくらと焼き上がった白身がおいしかったし。

魚と芋を焼く

ばんえい競馬内にあった“とかちむら”で購入したじゃがいもは
ホイルにくるんで焼く。
しかし、じゃがバターにする予定が
すっかりバターを忘れていたことに焼き始めてから気がつく。
しかも塩も足りないし、収穫した野菜も大量にあって
じゃがいもは完食できず。
芋大臣としては、心底芋に申し訳なく思う次第。
更にジンギスカンもどうしても食べたい!と言う私のリクエストで買った
ラム肉だったけど、これも若干残してしまった。
近隣に買い物する所がないと聞くと、ついつい多めに買ってしまいがち。
今後の課題とすべきところ。
蚊取り線香焚きながら、テラスでのバーベキュー。
「北海道に来たんだな〜」と感られる夜ご飯でうれしかった。
北海道へ来たからには、ビールはサッポロクラシック。
これをガンガン飲みながら、肉食べて
採りたて野菜も食べて世は満足じゃ〜。
片づけをして、リビングで飲もうということに。
しかし、お腹がいっぱいになれば自然と睡魔が襲ってくるもの。
1日中運転していた友人は、ものすごい睡魔に襲われて脱落。
私も、夜行列車であまり熟睡できてない日々だったのでその後脱落。
残り2人はその後、討論会をしていたらしい。
翌朝起きたら、リビングにトドが2匹いた。

今日の川柳〜
バーベキュー 自然の中で 満喫を
 
| 旅行 | 19:32 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜3日目 帯広へ
マルトマ食堂で急ぎでも、おいしさを堪能した後はいざ帯広へ。
すでに1週間も前から北海道を満喫している友人達とちょっとだけ合流。
走ったおかげで、苫小牧行きの路線バスにも乗れた。
この後本来ならば、北海道・東日本パスを使って帯広へは行ける。
でも各停でむかうと、夜の到着となってしまう。
なので、ここは友人達との待ち合わせのために
別途料金を支払い特急に乗る。
まず苫小牧から、南千歳まで行く。
そこから『特急スーパーおおぞら』という列車に乗り換える。

南千歳駅

私が北海道へ来て駅で気がついたことが1つある。
それは
「今から○○行きの改札を開始します」という構内放送が流れること。
東京や埼玉では聞いたことがない。
みんな勝手にホームに降りて、
ベンチに座るなり立ったりして電車が来るのを待っている。
でも北海道の駅は、改札前に椅子があったり
ホームに降りる階段あたりに待合室があったりする。
だからか、その人達のために放送をしているのだと思う。
これって、冬はホームで待つのが寒いから
他の場所で待つのが北海道の人達の定番なのかもしれない。
そんな放送がある前からホームに降りて電車を待っていたら、

トワイライト入線

あら、あらあらあら。
そうです、トワイライトエクスプレス。
私が乗る特急おおぞらの前に入線してきた。
うわ〜、初めて見るので感動。
JR西日本の列車だから、見る機会ってあまりない。
こんなところで出会えたのが、旅ならではでうれしい。

トワイライトロゴ

このロゴと言い、ボディーの色といい高級列車だ!と写真を撮りまくる。
そんなことをしながら、ホームで待ち時間を満喫。
途中、ホームにいたおじさんに
「電車好きなの?」と話しかけられた。
のんびりと、自然になんかこうやって話しかけられる感じも
北海道だよな〜と思いほのぼの。
構内放送が、今度はおおぞらの乗車の案内をしているのが聞こえた。

南千歳駅乗車口

自由席に座るので、その案内通り乗車口の前で待っていると、

おおぞら入線

来ました!特急スーパーおおぞらが。
南千歳からも乗る人がそれなりにいるし、座れるかな・・・
と心配だったけど、問題なく席を確保。
この日の自由席は7割ぐらいの乗車率のように見えた。
14時47分発特急スーパーおおぞらで、
南千歳から帯広へむかう旅のスタート。
車窓からは、こんな北海道らしい風景が見える。

おおぞらからの風景

やっぱりこのコロコロ(正式名称知らず)があるのを見ると
「The 北海道!」って感じがする。いいね〜。
私が北海道へ来る前の週末には、ものすごい豪雨があったのが

おおぞらから見た川

6日程経っているのにも関わらず
この川のにごり具合で、そのすごさ加減を実感した。
本を読んだり、音楽聴いたりして
しばし列車でののんびりした旅時間を過ごす。
待ち合わせの時間がなければ、
この線こそのんびりと、各停の旅を楽しみたかったな、と
思わせてくれる景色だった。
そして、

帯広駅

16時38分。帯広駅到着。
途中、友人から駅に到着する時間を確認するメールがきた。
なので、到着したのでこちらからメールを。
すると、友人達の行動が押しているから、
六花亭の本店で待っていてくれという返事が。
普段の状態なら、なんてことない道のりだけど、
ものすごく重い荷物を担いでたどりついた六花亭は
オアシスのように見えた。

六花亭外観

こちらの入り口が表なのか裏なのかがよくわからない。
逆側の入り口に駐車場はあって、こちらはバス通りに面している。

六花亭看板

この高級感あふれる、趣のある看板がThe六花亭。
やっぱり帯広に来たからには、六花亭の本店に来ないと。
落ち着いた店内で、ものすごい数のお菓子達を選べる他に、
なんといってもイートインがあるのがポイント。
そのイートインのお目当ては

六花亭サクサクパイ

不動の人気のサクサクパイ。
今回私は、友人から新しいイートインメニューが出来たという話しを聞き、
そちらを購入したので、これはこれから会う友人達に頼まれた分。
私が食べたイートインメニューは、後日ということで。
サクサクパイは、1階のレジ脇で売っている。
それを買って即店内で食べてOK。
そのために、飲み放題のホットコーヒーが常備されているのが
本当に六花亭の素晴らしいと思うところ。
スタンディングテーブルが2〜3個あって、
その脇にセルフサービスのホットコーヒーコーナーがある。
だからここへ来た人のほとんどは、サクサクパイ買って
コーヒーと共に食べている。
2階にはちゃんと喫茶スペースもあるのに、この1階でのサービス。
物産展でも通販でも売れまくってる六花亭だけど、
こうやってお客さん達へのサービスを忘れないのが素晴らしい。
そして、この1本100円とは思えないおいしさのサクサクパイも
当然のことながら素晴らしい。
だから当然の人気で、私が買って何人か後で完売となっていた。
そんな六花亭店内を堪能したし、いつまでも食べる物がないのに
コーヒーを飲んでいられる程のおっさんではないので、外のベンチへ移動。
本を読んで待っていると、やっと友人達の車が登場。
これからばんえい競馬へとむかう。
今では帯広にしかないばんえい競馬。
人生2度目のばんえい競馬へ行くのが楽しみ楽しみ。

今日の川柳〜
マルトマ後 のんびり列車 旅途中
| 旅行 | 14:48 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜3日目 札幌へ到着
夜行はまなすでの、
函館から札幌の旅1時間半が終了して到着。
北から空が明けるとはいえ、朝6時の札幌。
無茶苦茶いい天気で、明らかに暑くなりそうな太陽具合。
この日は、この旅のワクワクイベントが待ちかまえている。
青函トンネルとはまた違った楽しみなイベント。
そのために、まずはひとっ風呂浴びたいところ。
だけど、なぜかネットでいろいろ調べても
朝6時からやっているスーパー銭湯のような所が駅周辺にはない。
東京にいると、朝も昼もどこかへ行けば営業している店があるので
その感覚に慣れすぎているところがある。
そういう訳で、今年も昨年同様
札幌の1つ隣、札幌競馬場の最寄り駅桑園にある
『北のたまゆら』という銭湯というより、温泉へ行くことに。
しかしこの『北のたまゆら』も朝9時からの営業。
いろいろ行く前に検討した結果、
札幌場外市場にあるお寿司屋さんで、朝ご飯を食べることにした。

北のたまゆら看板

桑園の駅から『北のたまゆら』を横目で見ながら、
重い荷物かついで場外市場を目指す。
「荷物、駅のロッカーへ入れればよくない?」と思うところだけど
お風呂での着替えや、化け一式などなどがある。
駅のロッカーに入れたら、またこの『北のたまゆら』を横目でみて駅へ行き
そしてまた『北のたまゆら』へ戻るという
なんとも効率が悪くもどかしい行動になるため、仕方なくかついで歩く。
朝6時とは思えない程、ギラギラした太陽が照りつける中、市場へ到着。
そして目的の寿司屋へ。
と、本来ならここで寿司の写真がアップされるところだけど
睡眠不足で、しかも荷物も重すぎて写真を撮る気力がなく。。。
それに十分な睡眠がないと、食欲もイマイチ。
こういう時に、高校の保健体育の時間で教わった
“人間の三大欲求”を思いだす。
寿司屋で食べてお店を出たはいいけど、まだ時間は7時前。
予定なら、場外市場内を散策しようと思っていたけど
これも荷物が重く寝不足で、気力がわかず。。。
お寿司食べただけで、場外市場を後にして『北のたまゆら』へ。
当然、まだ開いていないので、外のベンチで寝る。
日焼けが気になるところだけど、睡魔には勝てず。

北のたまゆら外観

9時になりオープンした『北のたまゆら』で
思いっきりゆっくりとつかり、やっと目が覚めてくる。
ここは、こんなに新しく外観も中のお風呂もきれいなのに
お値段は普通の銭湯と同じ。
だから浴室にシャンプーなどがないので、
そのあたりは持参しなくてはいけない。
でもお湯もいいし、お風呂も種類がいくつかあるし
サウナもあるので朝から老若男女問わず賑わっている。
もう少しゆっくりつかりたいところだけど、
次の予定があるので、また電車で一駅戻って札幌へ。
今度こそ駅のロッカーへ荷物を入れる。
すでに昼ご飯時だけど、そうお腹も空いていないので
大丸の地下で気になる甘い物を買って、それを昼ご飯代わりに。
札幌から快速に乗り、新千歳空港へむかう。
ここから『ノーザンホースパーク』への無料送迎バスが出ている。
これに乗ってむかった久々の『ノーザンホースパーク』。
この後、隣にあるノーザンファーム空港牧場へ行くので。

ホースギャラリー

このホースギャラリー前で待ち合わせをしているのだけど、
まだ時間があるのでベンチに座って一休み。

パークの牛乳

1日1杯は子供の頃からかかさずに飲んでいる牛乳。
おかげで大きくなれました(ややデカ過ぎか!?)
旅へ出掛けると、飲むタイミングをはずすことが多い。
酪農王国北海道のおいしい牛乳で、この旅初の牛乳を飲む。
濃い牛乳が、北海道を感じさせてくれておいしい。

ホースパークの乗馬練習

ちょうど乗馬大会が開催されているらしく、練習をしていたので
それをベンチに座って眺めながらのんびりと。

ホースパーク景色

『ノーザンホースパーク』にはパターゴルフや引き馬など
いろいろ遊べるものがそろっているけど、
こうやってなにもせずに緑の中でのんびりするのが1番いい。
本当なら、ベンチで寝ていたいところ。
しかし、寝てしまっては待ち合わせの時間を過ぎてしまう。
また後ほど、のんびりしようと思い立ち上がる。

ホースパークの馬車

途中、暑くても頑張ってる馬車をひく馬君を見ながら。
いつ来ても思うのだけど「君は偉い!」。
そして、ホースギャラリーの前で待ち人と会えたので
いざ、隣にあるノーザンファーム空港牧場へとむかう。

北のたまゆら
電話:011-611-2683
住所:札幌市中央区北11西16丁目丁目1-34
営業:9:00ー25:00(受付け終了24:30)
定休日:年中無休

ノーザンホースパーク
電話:0144-58-2116
住所:北海道苫小牧市美沢114-7
営業:夏期間(16:00以降入場無料)(4/23〜10/31)9:00ー18:00
   冬期間(入場無料)(11/1〜4/22)10:00ー17:00
休園日:12/26〜1/15

今日の川柳〜
待望の 対面前に さっぱりと
| 旅行 | 17:21 | - | - |
2010年北海道東日本鉄道の旅〜2日目から3日目 夜行はまなすに乗る
昨年の北海道東日本鉄道の旅で初めて乗った『夜行はまなす』。
青森と札幌間を走る、夜行列車。
昨年は青森から札幌までに乗車した。
今年はまず函館から札幌間に乗る。
昨日のブログにアップした『魚一心』。
予定としては、このお店を出たらちょっと温泉にでもつかって、
1時23分発のはまなすの乗車までの時間を
駅近くのお店でのんびりしようと思っていた。
しかし・・・隣の席のおじさんに捕まり、
グチ&ぼやき話しを聞く展開となり、
予定より魚一心で長居をしてしまった。
私からしたら、そういう話しこそ家族に話したらいいのにと思うも、
話せない男の人って日本に多いんだろうな、
と思うようなあれこれを聞くことになって・・・。
市電で湯の川へ行こうと思ったのに、
行くには行けるけど、帰りの市電がないような時間。
しかも、いつでもおじさんの話しの切りいい所で帰れるようにと
焼酎お湯割りを急ピッチで飲んだおかげで、酔っ払い状態に。
もうどこへも行けずだし、じっとしていたい状態。
函館駅構内の長イスで寝ることに決定。
それにしても、まだまだ時間はある。
本を読んでも、寝てもまだまだ日付は変わらない。
気がつけば、まわりはそんな人達ばかりの
トドの群れのようになっていた。
でもどうも他の人達は、私のようにはまなすに乗るのではなく
ここで一晩を明かす感じにも見える。
函館駅って寛大だな〜とちょっと感心。
1時も過ぎたので、そろそろホームへ移動。
入線する姿をホームで待ちたいので。

函館発はまなす

ホームの中ほどへ移動して待っていると

函館駅はまなす入線

やってきました。夜行はまなすが。
函館で向きを変えて、札幌へむかう。
この写真、ぼんやりでも見えるでしょうか。
昨年のブログだと、ちゃんとわかるのでよかったみてください。
このけん引車両、ちょっとくすんだ朱色。
でもこれが

はまなすけん引車両来る

函館〜札幌間では、このけん引車両に変わる。
これ、車両の色が違うだけじゃない。
それは青函トンネルと竜飛岬見学でお世話になった
元JR北海道の運転手さんだった○○さんにおしえてもらって知ったこと。
それは青森〜函館間は電車なのだけど、
函館〜札幌間はディーゼルでけん引しているとのこと。
それは、函館〜札幌間は電気が通ってないかららしい。
鳥使用の、すぐに忘れてしまう私の脳みそをたどると
長万部のところがどうとかで、電気が通せなかったと聞いたような・・・。
まあ、そんな訳でディーゼルでガンガンひっぱってもらいまっせ。

はまなすけん引完了

しっかりはまったのも確認。

はまなすけん引車両横から

それにしても、1年ぶりに見るこのはまなすのけん引車両は、
個人的な好みとしては、相変わらず格好いいと思う。

はまなすのロゴ

このロゴだっていい感じ。

はまなすライトアップ

連結も終わり、やる気になっている様子。
(またしても病気発生か!?オレ・・・)
今回は、ドリームカーなる車両に乗ることにした。

はまなすドリームカー入り口

昨年は自由席だった。
それは今年の春までは、
北海道&東日本パスで乗れるのは自由席だけに限られていたから。
しかし、この春のルール変更で
自由席は乗れるけどプラス料金がかかることになった。
だけど自由席以外の車両も、
プラス料金を支払えば乗れることにもなった。
あけぼのように、
ごろんとシートみたいなのもはまなすには連結されている。
それがのびのびカーペットという車両。
でもここは男女一緒で、たまに女性専用車両が連結される時もある。
この日はあいにく連結していなかった。
なので、自由席よりももっとリクライニングされるシートで
プラス1,560円支払えば乗れる“ドリームカー”にした次第。

はまなすドリームシート

こんな感じのシートで、昨年座った自由席よりも
クッションの厚みがあるのが見てもわかる。
更に、このドリームカーには一部女性専用席というのがある。

函館〜札幌の切符

切符の右端、禁煙マークの隣に
女の人マークあるの見えますか?

はまなすの女性専用席

シートの頭部分には、こういうのがついているので一目瞭然。
隣の席に、やっぱり函館から乗ったというおばさんに挨拶をして
ちょっと車内見学。

はまなすのドリームラウンジ

なんとドリームカーにはラウンジというスペースが併設されている。
もう時間が深夜1時過ぎているので誰もいなかったけど
明らかに使用した形跡ありの状態だった。
グループで乗ったら、
ここでちょっと宴会もできて楽しそうだなと思う。
そんなこんなで落ちつきなくウロウロしているうちに、発車の時間となる。
昨年は、苫小牧で降りたけど今年は終点の札幌まで乗る。
到着は朝の6時頃。
相変わらず夜型で眠くないし、
相当倒れるリクライニングシートとは言え熟睡することはできない。
しかし、昨年の教訓から寒さ対策で持ってきたバスタオルも大活躍したし、
自由席よりもシートの厚みがあるので、
昨年よりは寝ることができた。
昨年は車内の寒さに、凍えるかと思った。
後ろの席の女子2人組が、ビーチタオルを持ってきていて
タオルケット代わりに使っていたのが納得。
だから、私も今年は必須!とばかりに持ってきた。
今年、まわりを見たら
やっぱりほとんどの人が掛ける物を持ってきていた。
はまなすではこれ重要。
そんな準備万端で望んだ札幌までのはまなすでの旅。
札幌に着いたら、今度こそはお風呂に入ろうっと。

今日の川柳〜
再会に 懐かしうれしい はまなすが
| 旅行 | 19:18 | - | - |
竜飛岬
前回の続き・・・。

1人でどっちへ行こうかウロウロしていたら、
私の参加している見学ご一行を、引率してくださっていた男性が
一緒に岬周辺見学に付き合ってくださるということになった。
ありがたや〜、ありがたや〜。
陽に焼けたこの男性○○さんは、
JR北海道で今年の3月まで運転手さんをやっていたということ。
なるほど〜。
なので、いろいろ電車の話しや青函トンネルの話しなどを聞きながら歩く。
まずは、青函トンネルの建設にあたって
命を落とした方達の慰霊碑で手を合わせる。
そして○○さんおすすめ順路で岬周辺をめぐることに。
まずは灯台へ行ってから、階段国道へ行く方が良いとのこと。
すっかりおまかせの私。
まずは灯台より手前にある『津軽海峡冬景色』の記念碑へ。

冬景色の碑

以前、襟裳岬で見た記念碑よりも相当立派で豪華。
なんと言っても、クイズ番組のようなボタンがあり
それを押すと『津軽海峡冬景色』が流れるようになっている。
もちろん私も押してみる。
これが、ものすごい大音量。
しかも1番からではなく、2番から流れる。
よく見ると、記念碑も2番から書いてある。
なるほど〜。
ここは竜飛岬なので、2番からなのだと納得。
もちろん一緒に歌う。
大音量なので、へたくそな私が歌っても
周りの人達には聞こえずにバレない。
襟裳岬へは、わざわざ歌詞カードをプリントして持って行った。
襟裳岬で森進一のマネして襟裳岬を歌うのが夢だったので。
でも竜飛岬では、
石川さゆりのマネをして歌う予定ではなかったので普通に歌う。
そして今度は歩いて灯台へ。

竜飛灯台

と、むかう途中で私達を追い越して歩く男性が1人。
私が○○さんから、いろいろ電車の話しを聞きながら歩いていた。
その話しが耳に入ったらしく、急に速度を落とし立ち止まったりもしたり。
それに気付いた○○さんが声をかけて
3人で一緒に岬めぐりをすることになった。
まずは訪れて『龍飛埼灯台』。

竜飛岬から灯台

ガイドさんのように、○○さんが灯台をバックに写真を撮ってくれる。
『龍飛埼灯台』は、対岸の白神岬灯台と共に
海上交通の要衝である津軽海峡の西側玄関口に位置する重要な灯台らしい。

岬から函館山

これが津軽海峡。
天気がいいので、むこうに函館山も見える。

岬から日本海

そして展望台から見る日本海。
歩くと汗をかくくらい暑いけど、とってもいい天気。
この展望台から見える景色が、本当に素晴らしく気持ちがいい。

風の岬竜飛の碑

この日はめずらしく風があまり吹いていなかったらしい。
この碑にも書いてあるように、ここは風がとっても強い場所で
しかもあまり天気がいい時が少ないらしい。
○○さん曰く「今日は本当にめずらしい」と言っていた。
そしてまた来た道を下って、
今度は国道なのに階段という『階段国道』を歩くことに。

階段国道看板

ここは日本で唯一の階段の国道。
総延長388.2メートル、階段数362段。
なぜに階段が国道に指定に指定されのかというと、
その経緯はよく分かっていないらしい。
ルート設定時に、担当者が現地ではなく地図上でルートを選定した
という話が一説としてあるらしい。
実は、まだまだこの旅の前半だったので、
体力を温存しておくために、階段は降りなくていいかな?と思っていた。
しかし、とっても親切は○○さんが案内してくれるので
せっかくなので階段を降りることにした。
降りるのはいいけど、また上ってくるのが・・・ねぇ。。。

階段国道入り口

いざ、出発!

階段国道

降りていくと、途中には
青函トンネル建設時に作業員達の家族が住んでいた時の名残がある。
中学校があったりで。
そして更に降りて行くと、今度は民家の間をひたすら通ることに。
急に生活感全開状態。

竜飛港

そして降り切ると、目の前は竜飛の港。
「せっかくだから、龍飛館にも行きましょうか」とのこと。

港前の道路

この港の前の道路を歩いた先に

竜飛館

『龍飛館』がある。
『龍飛館』は、龍飛館の観光案内所。
太宰治や棟方志功ゆかりの宿だった奥谷旅館が使われている。
入ってすぐ右手に

竜飛館の棟方看板

棟方志功が書いた看板(?)がかかっている。
中の見学は無料。
ちょっとだけ見ることにした。

海峡のポスター

お〜、健さんだ〜。
しかし、この映画知りませんでした。。。

海峡のポスター説明

青函トンネルの建設を舞台にした映画らしい。
ぜひDVD借りて観てみようと思った。
他には、

大宰のお膳

太宰治愛用の火鉢だったり、棟方志功の油絵などが飾られていた。
ここは明治35年頃から平成11年まであった『奥谷旅館』。
観光客はもちろん、数多くの作家や画家が訪れた
津軽半島最北端の旅館として知られているとのこと。
その客人の中に、太宰治や棟方志功の名も記されている。
時間も押し迫っているので、さっと見学をして
今度は階段国道を上ることに。

階段国道のあじさい

途中、この季節に咲いてるなんてめずらしい。
あじさいがたくさん。
でもこのあたりではこれが普通とのこと。
地方からくる観光客からよくそう言われるとのことだった。
それにしても、○○さんはもう60歳を過ぎているだろうに
無茶苦茶元気で、体力もあるらしく
ものすごいスピードで階段も上がるし、歩くのもとても早い。
見学を一通り終えて、集合場所に到着した時には
あまりのスピードでまわったために、ちょっとめまいがする程だった。
でもこんなに親切にしてもらって、本当にありがとうございます。
この旅の思い出にと、一緒に記念館前で写真を撮った。

竜飛館の前で工藤さんと

自由時間の1時間半近くをずっと○○さんと一緒に行動していたので、
いろんな話しを聞かせてもらうことができた。
○○さんが、国鉄に入社して汽車の運転手をしていた時は
青函トンネルなんて、自分たちが生きている間には
完成しないだろう、と話していたらしい。
それぐらい、当時では壮大な計画だったのだと改めて感じた。
その話しを聞くと、帰りに再度通ったトンネルは
また違う物に感じられて感慨深かった。
例えば映画を観に行く前に原作を読むのと、観終わってから原作を読むのと
また違った見方がある。
美術館へ行っても、
その絵の背景となる歴史を知ってるのと知らないのとでもまた違う。
こうやって、JR北海道で運転手として活躍していた現場にいた方と
いろいろ話しを出来たことが、
今回楽しみにしていた青函トンネル見学を
更に興味深く、そして思い出深いものにしてくれた。
こういう出会いがあるのも、
1人で旅してこその楽しさなんだな、と改めて思った。

今日の川柳〜
温かい 人のやさしさ ふれる旅
| 旅行 | 16:44 | - | - |
| 1/4PAGES | >>

Ferretアクセス解析